不登校のお友達が学校に来られない理由について、ちょっと考えてみる
こんにちは。きしどんぐりです。
今日はたまたま思い立ったのですが、不登校のことについて考えてみることにしました。
小、中学生の方々、皆さんの身の周りには、不登校のお友達がいますか。
いるという方は、「不登校の子ってなんで学校に来られないんだろう」とお思いになったことはないでしょうか。
私にも不登校の友達がひとりいます(Aさんとしておきます)。昨年は行事などに一緒に参加したこともありましたが、何のためか、冬頃に急に来なくなってしまいました。
もちろん、Aさんに対して、「みんな気にしていないのに、何で来ないんだろう」と思ったことは何度もあります。
春ごろにさそったところ、二度ほど登校してきてくれましたが、その時のAさんの、「私、ここにいていいのかな?」というような内容の言葉が頭から離れません。
「ここにいていいのか分からない」ということは、「ここにいづらい」のと同じだと思うのです。Aさんのような子たちにはそのような感覚がなんとなく分かるのだとは思いますが、なかなか理解しづらい人も多いのではと思います。
数ヶ月前のことですが、私は少し精神的に不安定な状態だったときがありました。そのとき、
・疲れやすい
・少しのことで傷ついてしまう
などといった症状(?)が出ていました。
(今もまだすこし残っていますが、)常に気分的に「疲れた」という感覚があり、家族、友達などの言動・行動に、わずかなことでも傷ついてしまって、「私ってこんな人だと思われてるんだ」って悲観的になってしまうような状態でした。
今ではそんなにひどくなくなりましたが、このときに、単に自分に対して自信を持てていなかったのだと思うのです。
おそらくAさんも、自分が、「これは得意」「これは好き」と思うことを否定されたり何かしらきっかけがあって、自分に自信が持てなくなってしまったのではと思っています。
「みんなが私のことこんな風に思っている」と自信をなくして、傷つくことが怖くなってきます。
また、いじめなどでない場合であれば、傷つけてくる子はだいたい普通の友達で、悪気など微塵もないことのほうが多いと思いますから、「やめてほしい」と言うのはちょっと難しいでしょうし、逆にそう伝えることで、その友達をこちら側が傷つけてしまうことにもなりかねません。お友達の気分が少しでもすぐれないようなときがあったら、遠慮なく「どうしたの?」と聞いてあげて下さい。
私の場合は、仲のよい子がクラスにいましたので、ちょっと励ましてもらうことで自信を普段くらいに取り戻すことができました。
けれど、相談できる人が誰もいなかったり、いろいろストレスが重なってきてしまうと、ごくわずかなことでも、かなりの重荷になってしまうのではと思います。
人とかかわるのが怖い(自信をなくしてしまう)→学校(たくさんの人がいるところ)に行きたくない
という風になる場合もあることが、自分がそのようになりかけたことでよく分かりました。
小・中学生の方々には、人一倍、繊細だったり、几帳面だったりするお友達がいることを、知っていていただきたいのです。
現在学校に行けていないという方も、心配する必要はありません。クラスメイトはそれほど、休んでいる子がいるということを気にしていないと思います。それに、成績が心配でも、選択肢はたくさんあると思います。まずは、ゆっくり心を休めるのが一番じゃないでしょうか。
また、不登校のお友達がいらっしゃる方は、たびたびお家に遊びにいって、一緒にお話してあげてください。その子もきっと嬉しく思ってくれるはずです。
おしまい