ゆららだんだんゆらら

時代遅れの中3が書く趣味ブログ

フルートを始めるにあたって・・・・・・フルートあれこれ

f:id:kishidonguri:20181227213809j:plain

こんばんは。

今まで使ったことのなかった見出し機能を、ついさっき初めて使ってみたきしどんぐりです。

 

今回は、いまさらですが、

フルートの楽器の扱い方

持っていて便利だなぁと思うもの

知っておけばよかったと思うこと

吹くときのコツ

などなどをちょっと紹介します。

 

 

  フルートってどんな楽器?

 

f:id:kishidonguri:20181227222312p:plain

 

↑フルートは、ぱっと見た感じ、

何か意味不明な物(キー)がいっぱいくっついた金属のパイプ・・・に見えます。 

そのとおりです・・・。

 

「高い音の出る楽器」「風みたいな音がする楽器」

また、その演奏スタイルゆえに、「お嬢様な感じの楽器」

みたいな感じのイメージをお持ちの方が多いのではないかと思います。

 

(※フルート奏者が必ずしもお嬢様とは限りません。もちろんお嬢様もいますが、私なんか性格は男寄りですし、髪型はショートでいつもガニマタです・・・笑)

 

・・・そのイメージの通り風みたいな、高い音が出る楽器です。

 

今は金属製のものが主流ですが、大昔は木製だったので、「木管楽器」に分類されます。クラリネット族やサックス族、オーボエファゴットなどがお仲間さんですね。

 

フルートの音域は、ピアノの真ん中のド(H足部管のばあいは真ん中のシ)から、四オクターブ上のレまでが一般的です。

それ以上高い音になると、運指は一応ありますが、とんでもなく高いので、ピッコロ(フルートの一オクターブ上の音が出る楽器です)の音域になり、使う機会はほぼゼロです。

 

また、フルートは、これでもかっていう位、息をたくさん使う楽器でもあります。

なぜなら、吹いた息の半分近くが、ほとんど楽器の外へ出て行ってしまうからです。

初めて音出しをしてみて、酸欠でぶっ倒れそうになる新入生が、毎年どれだけたくさんいることか。

でも、練習を重ねるうちに肺活量がついて、ほとんど酸欠になることがなくなりますので大丈夫です。

 

また、フルートには、クラリネットやサックスなどについている

リード」↓

f:id:kishidonguri:20181228234424j:plainこれです

がなく、

リッププレート」↓

f:id:kishidonguri:20181228234557j:plain

というものに息を吹き込むことで、音を鳴らします。篠笛と同じです。

リードではなく、楽器本体を直接息で振動させるので、「エアリード」と呼ばれることもあります。

 

楽器の扱い方について

 フルートの多くは、銀、金などの貴金属か、洋銀+銀メッキなどでできています。

そのため、とてもデリケートです。特にキーの部分が。

落っことしたりぶつけたりしたら、一環の終わりです。(ちょっと言いすぎですけれど。)

特に銀製のものは、ちょっとでも傷がつくと、そこから徐々に変色して黒ずんできてしまいますから、運んだり、置いたりするときには細心の注意が必要です。

 

やさしく、丁寧に扱ってください。

置くときは、机にマットやクロスなどを敷いてもいいと思います。

 

 高価なものですし、特に借り物でなくマイ楽器の場合は、長い間使うことになると思うので、扱い方にはじゅうぶん注意してくださいね。

 

また、レッスンなどで、しばしば、立ったまま楽器を持つことがあります。

このような時は、キーが下向きにならないように気をつけてください。

トーンホールを塞ぐためにキーについているタンポという部分は、メーカーによって素材が違うのかもしれませんが(私の楽器にはブタの皮が使われています)、とても繊細な部品です。

ちょっとでもおかしくなると、トーンホールがしっかり塞がらず、音が出にくくなってしまいます。

 

このキーを下に向けていると、管内についた水分が、キーの方に流れてしまい、タンポが傷む原因になってしまいます。

必ずキーを上に向けて持つようにしてください。

 

楽器の手入れについて

 吹いたあとは、やっぱり指紋がついたり、管内に水分がたまったりしますので、ケースに入れる前にお手入れが必要です。

 

指紋やいろんな汚れは、普通のクロスできれいにふき取りましょう。

楽器を購入すると、だいたい付属品でついてくると思います。

 

管内についた水分は、クリーニングロッドというもの(リコーダーのそうじ棒とおなじようなもの)にガーゼを巻きつけて、それを管に通すことでキレイに取ることが出来ます。

 

 

また、銀製の楽器の場合、半年ほど使っていると地味~に変色してきて、妙にくすんで汚い感じになってきてしまうことがあります。

そこで役に立つのが「シルバークロス」というアイテムです。

私は、ヤマハのものを使用しています。

これは、シルバーポリッシュという銀磨きを染み込ませたクロスです。

このクロスでふくことで、汚れや変色が磨かれて、新品だったときのピカピカな色にぐっと近づきます。

ただ、あまり頻繁に使ってしまうと、管の厚さにムラが出てきてしまったり、逆に変色しやすくなってしまうこともあるそうですので、気をつけてください。

私はこのクロスの存在を先週まで知らず、楽器がくすんだまま放置しておりました・・・。

 

吹き始めるときの注意点

 初めて音を出すときは、まずは頭部管だけで吹いてみてください。

(音がなかなか出ないときは、ちょっとだけ息を下向きに吹き込むようにしてみてください。)

 

そのままリッププレートに息を吹き込むと、息の強さによって、オクターブ違う二種類の音が出ます。(ラの音)

 

次に、頭部管の片方、右側の管の端を、手のひらで塞いだ状態で吹いてみてください。

今度は、頑張れば3種類の音が出てきます。(ラ、ミ、ド♯)

ここまで音が出せるようになれば、バッチリ👍です。

 

そうしたら、今度は、頭部管を楽器に接続してみましょう。

楽器の端から見たときに、リッププレートの穴が、たくさん並んだキーの列の延長線上にまっすぐ来るように、頭部管の向きを調節してください。

とりあえず最初は、このくらいが丁度いいそうです。

 

それでは、楽器の構え方を確認しましょう。

楽器を、くちびる、左手の人差し指の付け根、右手の親指で三点支持します。

とても不安定な持ち方なので、楽器を落とさないようにじゅうぶん注意してくださいね。

次に、リッププレートにくちびるをのせるようにします。

楽器に自分が合わせるのではなく、自然な姿勢のまま、楽器の方を、自分の方に合わせていってください。

 

演奏するときの姿勢は、

立って演奏 ➡︎足を肩幅に開き、 右足を少し後ろに下げる

座って演奏 ➡︎ 椅子に少し右を向くように座り、足を肩幅より少し広めに開く

 くらいが丁度いいそうです。

 

最初のうちは、だいぶかすれた音で息もたくさん使ってしまい、急にフラッ・・・とくることもありますが、

・あごを下げて、口の中を広くして吹く

丹田(ヘソの下あたり)に力を入れて、音を支える

ことを意識して練習していくうちに、だんだん綺麗な音が出るようになってくると思います。

 

最後に。

 あれこれダラダラと書いてしまいましたが、

ほんの少しか参考になれば嬉しいです。

ぜひ、フルートを楽しんでください(*^ ^*)

 

 

おしまい。